がんばれゴンベ
著者 そのやましゅんじ
別冊エース・ファイブ・コミックス 全3巻
平成5年に58歳の若さで亡くなった園山俊二のデビュー作であり出世作。昭和33年から毎日小学生新聞に20年の長期にわたって連載されました。子供向け新聞に連載ということで作者名も「そのやましゅんじ」とひらがな表記になっています。 「がんばれゴンベ」はかつて虫コミックス全3巻で出版されましたが、こちらはオハヨー出版から出たものです。発行年は昭和51年です。1冊が140ページほどで1ページが連載1回分です。再編集してあり、完全版ではありません。連載分を完全収録した単行本がほしいものです。 東京のおじさんの所で働くためにお猿のゴンベはふるさとのお山をあとにします。ところが動物園のおさる列車の運転手をしているおじさんのところには住まず、ひょんなことからフーちゃんという女の子の家に居候することになります。 アニメでおなじみの三太郎、べんけいも登場して、ほのぼのとしたいたずらが繰り広げられます。 第1集でお山に帰ったはずのゴンベが第2集の冒頭で東京にいたり、いきなりガールフレンドのモンコちゃんが登場していたりと、いかにも省略、編集されていることがわかります。 |