著者 藤子不二雄 少年チャンピオンコミックス 全13巻 昭和48年〜 |
| ＡＫＩ が少年チャンピオンを貸し本屋で読んでいた頃に人気のあったマンガです。この頃は雑誌が１０円で借りられました。「ミクロイドＳ」「烈風」「ドカベン」「バビル２世」など少年チャンピオンは毎週楽しみでした。 「魔太郎がくる!!」はその前に連載していた「まんが道」に代わって連載されました。毎回、いじめっ子に対する魔太郎の仕返しにワクワクしたものです。当時は「うらみはらさでおくべきか!!」のセリフも流行りました。まだ「いじめ問題」が深刻化していない時代でした。 画像は１巻と最終巻です。著者名も「藤子不二雄」とコンビ解消前の表記です。現在同じチャンピオンコミックスから「藤子不二雄A」名義で新装版が出ていますが、これは残酷シーンなどを書き直しやカットをした編集版です。オリジナルは126話ですが、新装版は108話とエピソードがかなり少なくなっているのが分かります。 魔太郎の秘密の手帳をねらうクラスメートの猿彦くんのエピソードなど旧版の１巻に収録されている話が多くカットされています。 当時は子供心にもそんなに残酷だとは感じなかったのですが、今読み返してみると「やはりまずいなぁ…」と思われるシーンもあります。例えば第２話のエピソードは新版ではブルドーザーをうらみ念法で怪獣に変えてクラスメート２人を驚かすだけですが、実は旧版ではブルドーザーでコンクリートに埋めて殺してしまいます。旧版の復刻リクエストもあるようですが、現在では困難というのも納得できます。 |